利用量とコストを取り出す API の仕様
このページは、Claude の利用量とコストを取り出す API(ソフトウェアどうしをつなぐ接続口)の仕様を定めています。この API の状態はベータです。対象は Claude Console の組織と Claude Enterprise の組織です1。
支出の内訳と利用者の把握に使えるデータ
この API の用途は、支出の内訳の把握、利用上位の特定、時系列の集計です。御社の業務では、次の点が関わります1。
- 01個人アカウントでの利用個人アカウントでは、管理者 API(組織の管理者向けの API)を利用できません1。
- 02報告される利用量利用量の報告では、トークン(文章の量を測る単位)の数と、リクエスト(API への呼び出し)の数を確かめられます1。
- 03データが更新されるまでの時間データの更新にかかる時間は、元の利用から通常4時間以内で、最大24時間です。応答に付く更新時刻より後の利用は、欠落しているか一部だけです。旧利用量・コスト API の反映は、通常5分以内です1。
- 04月次の値が固まる時期遅れて届くイベントや照合処理により、値は暦月末の約7日後まで修正されます。最終合計を取る対象は、7日以上前に終わった月です1。
- 05ユーザー別のコストコストの報告では、Claude Code のコストをユーザー別に確かめられます1。
報告される金額の読み方と取得範囲
コストの報告は米ドル建てで、金額はセント単位です1。
報告される金額には、割引後の金額と定価の金額があります。割引後の金額は、クレジットを適用する前の値です1。
取り出せる過去の範囲は、取得の開始時刻の指定で次の表のとおりです1。
優先ティア契約の請求とデータの関係
優先ティア(容量を契約して使う方式)の契約がある組織では、契約料金は別請求で、データに含まれません1。
トークンのコストは、契約内のリクエストでは、割引後の金額と定価の金額のどちらも0と報告されます。契約内のリクエストでも、ウェブ検索の料金は標準料金です1。
契約内のリクエストは、利用量の報告で優先ティアとして示されます。契約容量を超えた分は、標準ティアで処理され、課金されます1。
導入の前に担当者へ確かめること
ここからは UNS の見解です。
- 01御社の利用は対象に入っていますか御社の Claude の利用が Claude Console の組織か Claude Enterprise の組織かを、担当者に確かめさせてください。個人アカウントやクラウド経由の利用が混ざっていないかも、あわせて確認します。
- 02ベータの API を業務の集計に使いますか月次の管理資料にこの API のデータを組み込むかどうかは、決裁者が決めることです。既存のレポートを使い続ける範囲も、担当者に整理させてください。
- 03月次の数字はいつ締めますか値が固まる時期と御社の月次締めの日程が合うかを、経理と担当者で確かめます。速報の値と確定した値のどちらを社内の報告に使うかも決めます。
- 04請求額と突き合わせられますか報告される金額と実際の請求額の関係を、担当者に確かめさせてください。割引、クレジット、別請求の契約料金の扱いが論点です。不明な点は Anthropic に問い合わせます。
- 05キーの管理は誰が受け持ちますか管理者 API キーなどの認証情報を、誰が作り、どこに保管し、いつ更新するかを決めます。社内で作成の権限を持つ人も、担当者に確かめさせてください。
エンドポイントと窓口ごとの接続
導入・運用を担当する方向けです。利用量・コスト分析 API のエンドポイントは2件です1。
GET /v1/organizations/analytics/usage1GET /v1/organizations/analytics/cost1ListAccountUsage、ListAccountCost1null の項目user_profile_id、claude_tag_category、claude_tag_user_id、agent_id、environment_id、deployment_id、session_id1/usage エンドポイントに必要な権限usageAnalytics.list1/cost エンドポイントに必要な権限costAnalytics.list1ヘッダーと取得条件の指定値
リクエストのヘッダーと、集計・並び順・期間・ページ分割の指定は次のとおりです1。
anthropic-beta ヘッダーの値(毎回のリクエスト)analytics-usage-cost-2026-08-241anthropic-version1ant コマンド)可1group_by[] の上限数(cost_type と token_type を除く)5個1group_by[] に挙げていない group 内のディメンションの値null1group_by[] と time_bucket_width をともに指定しないリクエストの結果全範囲を合計した1行1time_bucket_width の値1m、1h、1d1time_bucket_width を指定したリクエスト)協定世界時1time_bucket_width を指定したリクエスト)行を返さない1order_by の指標、全範囲)指標の大きい順1order_by の既定(/usage エンドポイント)total_tokens1order_by の既定(/cost エンドポイント)amount1time_bucket_width を指定したリクエスト)order_by=time1order_by=time のリクエスト)新しい時間区切りから1starting_at の扱い指定時刻を含む1ending_at の扱い指定時刻を含まない1time_bucket_width=1m のリクエスト)24時間1ending_at の既定(time_bucket_width を指定しないリクエスト)starting_at から31日後とリクエスト時点の早い方1ending_at の指定(time_bucket_width を指定したリクエスト)指定が必要1limit の範囲(1ページあたりの行数)1〜1,000行1limit の既定(1ページあたりの行数)20行1data_refreshed_at1コストの項目と金額の形式
/cost エンドポイントの金額と、コストの集計に関わる指定は次のとおりです1。
amount(cost オブジェクト)割引後、クレジット適用前の金額1list_amount(cost オブジェクト)定価でのコスト1/cost エンドポイント)セント単位の小数文字列1/cost エンドポイント)6桁1/cost エンドポイント)2個1limit の対象外)cost_type、token_type1cost_type か token_type を group_by[] に指定した全行の requestsnull1/usage エンドポイント)service_tier: "priority"1/cost エンドポイント、group_by[]=actor と併用)products[]=claude_code1旧 API から移行するときの指定
旧利用量・コスト API と Claude Enterprise の旧レポートからの移行では、次の指定を使います1。
bucket_width からの移行time_bucket_width(既定値なし)1account_ids[] と service_account_ids[] からの移行actor_ids[]1/usage エンドポイント)model: null1usage_report、cost_report、user_usage_report、user_cost_report旧世代、サポート継続1usage_report と cost_report のグループ上限数(各時間区切り)100グループ1user_usage_report と user_cost_report からの移行(group_by[]=actor と併用)actor_types[]=user_actor1claude_tag(products[] は claude-tag も受け付ける)1exclude_deleted_users の前提(新 API)group_by[]=actor(指定がなければ 400 エラー)1認証情報とキーの運用
組織の種類ごとの認証情報と、管理者 API キーで呼び出す場合の運用は次のとおりです1。
org:admin スコープのトークン1authorization: Bearer(x-api-key ヘッダーの代わり)1read:analytics スコープのキー1claude.ai で作成)1org:admin スコープのルールで短期トークンを取得できる場合)ワークロード ID 連携1組織種別と actor の帰属
組織の種類で値が分かれるディメンションと、actor の帰属の決まり方は次のとおりです1。
api_key_id1slack_channel_id1rbac_group_id を除く)null1rbac_group_id を除く)一致なし1rbac_group_idエラー1actor の種類(actor でグループ化したリクエスト)ユーザー、サービスアカウント1actor の種類(クラウド基盤経由で Claude を使う組織)クラウド連携の ID1actor の種類(ほかの ID がリクエストの背後にない場合)API キー1actor: null1actor の値(個人キーとサービスアカウントキー)紐づくユーザーやサービスアカウント1actor の値(旧ワークスペースキー)キー自身(api_key_id も同じキー)1api_key_id の値(Claude Console やワークロード ID 連携のトークンからの、API キーなしのリクエスト)null1actor の値(ワークロード ID 連携のトークン)トークンが代行するサービスアカウント1actor の値(Claude Console のアカウントで Claude Code にサインインした場合)サインインしたメンバー1svac_...(Anthropic 管理のサービスアカウント、api_key_id は null)1api_key_ids[]=apikey_... の一致範囲キーが認証した全リクエスト1actor_ids[]=apikey_... の一致範囲キー自身に帰属するリクエストのみ1api_key_ids[] フィルター)api_key_ids[]=1wrkspc_ ID1include_default=true1本文に出てくる言葉の説明
- 01APIソフトウェアどうしがデータをやり取りするための接続口です。
- 02トークンAI が扱う文章の量を測る単位です。利用量や料金の計算に使われます。
- 03リクエストシステムが API に送る呼び出しのことです。
- 04管理者 API組織の管理者向けの API です。呼び出しに使う鍵を管理者 API キーと呼びます。
- 05優先ティア容量を契約して使う方式です。これに対し、契約によらない通常の方式を標準ティアと呼びます。
- 06ベータ提供元が正式な提供の前段階として公開している状態です。
UNS は、このデータを請求書の代わりではなく、利用の内訳を読むための材料と捉えています。どの数字を社内の基準にするかは、経理と情報システム担当者が同じ場で決めることを、私たちは勧めます。
出典
本記事は公式の発表をもとに、株式会社UNSが要約したものです。正確な内容は出典をご確認ください。
この記事の更新履歴(1件)
- 2026.11.07初版

