顧客管理の暗号鍵を使う3手順の流れ
このページは、Claude Platform で顧客管理の暗号鍵(御社が鍵管理サービスで作る鍵)を使う手順です。鍵の作成・検証・ワークスペース(データを置く作業単位)への紐付けの3手順で進めます。紐付けは取り消せません1。
取り消せない紐付けと既存データの扱い
- 01手順の対象は Claude Platform本ページの手順は、Claude Platform で管理用の API(プログラムから操作する仕組み)を呼び出すものです1。
- 02ほかの窓口は各設定ページに従うClaude Enterprise では、顧客管理の暗号鍵をその窓口の設定ページに従って設定します。Claude Platform on AWS(AWS 上で Anthropic が提供する窓口)も、窓口ごとの設定ページに従います1。
- 03鍵を作れる管理元は3種類顧客管理の暗号鍵には、3種類の鍵の管理元のいずれかで作成した鍵を使います1。
- 04既存のデータは Anthropic の鍵のままデータを置くワークスペースを用意することが、開始前の条件です。Anthropic は、新しいワークスペースが望ましいとしています。鍵を紐付ける前からあるデータは、Anthropic の鍵で暗号化されたままです1。
- 05紐付けは後から取り消せないワークスペースへの鍵の紐付けは、後から取り消せません。紐付けた鍵が削除されると、その鍵で守られたデータを Anthropic は復旧できません1。
設定を始める前に社内で決めること
ここからは UNS の見解です。顧客管理の暗号鍵は、設定の作業より先に社内の決めごとが要る仕組みだと私たちは考えます。決裁者が担当者に確かめさせることを挙げます。
- 01どの窓口で使うのか御社が使う窓口が Claude Platform なのか、別の手順になる窓口なのかを担当者に確かめさせます。
- 02鍵をどこで誰が管理するか鍵管理サービスをどのクラウドで持ち、社内の誰が管理者になるかを決めます。
- 03新しいワークスペースを用意するか紐付け前のデータは Anthropic の鍵のままです。既存のワークスペースを使うか、新しく用意するかを決めます。
- 04鍵の削除を誰が承認するか鍵の削除権限を誰が持ち、誤って消さない手順があるかを、担当者と鍵管理サービスの管理者に確かめさせます。
Admin API の接続先と開始前の条件
導入・運用を担当する方向けです。本ページの呼び出しは、Claude Platform の Admin API を使う手順です。開始前に、Admin API キーを保有している必要があります1。
組織で顧客管理の暗号鍵が有効になっていることも、開始前の条件です。鍵管理サービスで鍵を作成済みであることも求められます1。
鍵の作成・検証・ワークスペースへの紐付けで、API の呼び出しは3回です。Claude Console では、作成は Add key、検証は Verify の操作に当たります1。
外部鍵の作成で指定する項目
外部鍵の作成時の項目には、display_name と geo があります。鍵の情報は provider_config に入れます1。
原文のサンプルコードでは、geo に us を指定しています。鍵の管理元ごとの type と鍵の値は、次の表のとおりです1。
検証と紐付けの応答で見る項目
外部鍵の作成の応答では、type が external_key になります。応答の id は、ekey_ で始まる外部鍵 ID です1。
検証の応答の種別は external_key_validation です。成功すると status は success になります。このとき error は null です1。
検証に失敗すると、status は failure になります。失敗の理由は error に入ります1。
紐付けでは、外部鍵 ID を external_key_id に指定します。ワークスペース ID は wrkspc_ で始まります。紐付けの応答では、紐付け済みの鍵が external_key_id に表示されます1。
記事に出てきた言葉の説明
- 01顧客管理の暗号鍵データを暗号化する鍵を、利用する側の会社が自社の鍵管理サービスで作り、管理する方式です。
- 02鍵管理サービス暗号鍵を作成・保管し、誰がどの操作をできるかを管理するクラウドのサービスです。
- 03ワークスペースサービスの中で、利用やデータを用途ごとに分けてまとめる単位です。
- 04紐付け鍵とワークスペースを結び付け、そのワークスペースのデータをその鍵で守るようにする設定です。
- 05APIソフトウェアどうしが決まった形式でやりとりするための窓口です。画面を使わず、プログラムから操作できます。
私たちは、顧客管理の暗号鍵を技術の設定ではなく、鍵を誰がどう守るかという社内の決めごととして扱うことをおすすめします。手順に入る前に、鍵の管理者と削除の承認の流れを決めておくことが大切だと考えます。
出典
本記事は公式の発表をもとに、株式会社UNSが要約したものです。正確な内容は出典をご確認ください。
この記事の更新履歴(1件)
- 2026.11.01初版

